2015年08月16日

「アバター」アカデミー賞惨敗?

注目の第82回アカデミー賞で、「ハート・ロッカー」と作品賞を競った
「アバター」が、『美術賞』『撮影賞』『特殊効果賞』に「とどま」り、
「ハート・ロッカー」に惨敗したと言われていますが、これのどこが惨敗
なんでしょうか。


作品自体は、「よくありがちな」ストーリーで、B級映画(ストーリーが
とても判りやすい、という意味で)ですし、人間の心の奥底を抉り出しても
いませんし、社会の病巣を炙り出してもいません。その意味で、「作品賞」
に該当しないのは、頷けます。


しかし、映画が始まって以来人々が映画に求めてきたものは、全て詰まって
いると思います。つまり、辛くて変わり映えのしない現実や日常からなかなか
離れることのできない人々を、地平線の向こうに連れて行ってくれる、それまで
誰も目にしたことのない世界へ飛翔させてくれる、ということです。今も
世界中の人々がそれを求めているのではないでしょうか。観客動員数がそれを
証明しています。


私はこれで十分だと思いますが。また、最近アメリカでさえ低迷を続けおり、
アカデミー賞さえそれに含まれる映画産業自体に、新たな地平を拓いた、と
いう意味は限りなく大きいと思います。映画だけではなく、3Dテレビという
新しい製品の強力な牽引役になったのも否定できません。私が、「アバター」は
アカデミー賞さえ飛び越していると思う所以です。




posted by ジャパニスト at 23:19| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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